簡単に3Dモデルを利用した広告用画像や商品パッケージのデザインモックアップが作れる3Dレンダリングソフト「Adobe Dimension」。
この「Adobe Dimension」で利用可能なリアルな昆虫モデルが20点、素材サイトAdobe Stockから無料で提供されています。
「Adobe Stock 3D昆虫アート」
ロンドン自然史博物館のデジタルコレクションを元に作成されたこの昆虫モデルは触覚や羽、毛の表現など、かなりの高クオリティです。
昆虫モデルの種類
昆虫モデルは下記の種類20点です。
ググってみましたが殆ど和名が出てきません!私も昆虫に詳しくないのでかなり曖昧です。
「20種類の昆虫モデルを作ろう!」という考えで出てくる汎用的なラインナップ(例えばピクサーのバグズ・ライフ的な)では無く、かなり個性的なメンバーなのが面白いです。
Pachyteria equestris(カミキリムシ)
Oodera gracilis(ハチの仲間?)
https://twitter.com/Vannie_Bugg/status/1202635821511323656?s=20
Ornithoptera alexandrae(アレクサンドラトリバネアゲハ)
Haaniella grayii(ナナフシの仲間っぽい)
Euglossa decorata(ユーグロサデコラタ)
Polyzosteria fulgens(多分ゴキブリの一種)
Lucilia caesar(ハエ)
Polygonia c-album(シータテハ)
Hierodula atrocoxata(カマキリ)
Palpares fulvus(トンボ?)
Strachia paradalis(カメムシ?)
Pepsis Terminata1(ベッコウバチ?)
Inachis io(クジャクチョウ)
Heterostylus nabab(ゾウムシっぽい)
Paryphes gloriosus(カメムシっぽい)
Cyclommatinus bicolor(クワガタムシ)
Chrysis chrysoviolacea(スズメバチかジガバチの仲間?)
Deilephila elpenor(ベニスズメ)
Aethria pyroproctis(ヒトリガ科のなにか)
Enicospilus Myricae1(ハチの仲間?)
昆虫モデルを「Adobe Dimension」で使ってみる
使い方は簡単です。
まずはモデルをダウンロードします。
モデルをダウンロードした上で、「Adobe Dimension」を起動、プラス(+)ボタンから「コンテンツを読み込み」をクリック。
「3Dモデル」をクリックして、ダウンロードしたファイルを選択します。
モデル配置、マテリアルやテクスチャーの設定、カメラ、照明、背景などを適当に決めてレンダリングして完成です。
昆虫のテクスチャを変えてみる
昆虫がリアルなので、さすがに食品のパッケージのモックアップにはそぐわない感じもします。
そんな時はマテリアルをガラス細工にしたり、シルバーアクセサリーなどにしてみるといろいろなクリエイティブに利用がききそうです。
ガラス。レンダリング時間は長いです。
シルバー。
子供も遊べる
新型コロナウイルス感染症の影響で、うちの子供も休園で暇を持て余しています。
動画配信サービスでディズニーやピクサーの映画をよく見ていますが、こういった軽めの3Dソフトを見せてあげると、映像がどのように作られているのか考えるきっかけになるかもしれません。
「Adobe Dimension」はモデリングの工程が無いので、3Dモデルを配置して構図を決め、レンダリングするという概念を感じるのにうってつけだと思います。
ライセンスについて
ライセンスは利用前に確認してください。
ライセンスについて
現在は全て「強化ライセンス」となっています。
広告画像や放送番組での利用が可能です。
ただし「販売や配布を目的として商品でアセットを大々的に使用することはできません」と記載があるので、Unity等で作成したゲーム内のキャラクターやアイテムとして使うのは注意が必要です。
※例えば子供向け図鑑アプリ等で利用、しかしバナー広告がある、等の状況で議論はあるのですが、弊社はこういった場合(ゲームやアプリ)は利用不可と考えています。