WordPressに限らず、サイトは突然落ちます。
真っ白になったり、PHPのエラーコードが吐き出されたりと様々です。
その中で、少なくとも弊社が経験したクライアントサイトの「403 Forbidden」エラーで一番多い原因を紹介します。
そもそも「403 Forbidden」エラーとは?
HTTP 403、またはエラーメッセージ Forbidden(「閲覧禁止」「禁止されています」の意)は、HTTPステータスコードの一つ。ページが存在するものの、特定のアクセス者にページを表示する権限が付与されず、アクセスが拒否されたことを示すもの。また、サイトの制作者側の設計ミスによる障害やサイトが非常に混雑している時、URLが間違っている場合にも表示される事がある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つまり、有名な「404エラー」(ページが存在しない)と違い、「ページはあるけどあなたは見ることが出来ません」というエラーメッセージです。
「昨日まで問題なかったサイト」が突然「403 Forbidden」エラーで見えなくなったら
「403 Forbidden」の原因は主に
・サーバのWAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)設定によるセキュリティで弾かれている※最近はあまりありません
・「.htaccess」ファイルの誤設定
・各種ファイルのパーミッションを書き換えてしまった
・新規ドメインやサーバ移動などで諸々の設定が反映されていない
等があります。
但し、これらはホームページ制作者であれば触ることもあるかもしれませんが、お客様サイトで、何も触っていないのに「403 Forbidden」エラーが出た場合の原因は、殆どが
サーバの更新手続きや支払いを行っておらず、サービスが停止された
が原因です。
意外と大きな会社に多く、「サーバの取得は別の部署」「サーバアカウントの連絡先の社員が退社」「クレジットカードの利用が禁止されており、銀行振り込み。督促メールも未確認。」「取り急ぎクレジットカードは社長のものを使ったが、カード番号更新の際にサーバ側が決済できず(いわゆる「洗い替え」を行なっていない)、社長も当然の如くサーバ会社からの未決済メールは未確認。」などの事情が重なり、サービス停止に至ります。
WordPressサイトで突然の「403 Forbidden」エラー、まとめ
すぐにサーバの管理画面にログイン、支払い状況を確認しましょう。
ほとんどのサーバは支払い後復旧可能です。
その後、アカウントの連絡先アドレスを確認、特定の個人スタッフの場合は、会社のメインメール(info@・・・等)に変更しておきましょう。
また、同時に「ドメイン管理サービス」の支払い状況もチェックしておきましょう。(ドメインのほうが停止された場合深刻です)