ドメイン取得について – 初心者向けのまとめ


お客様とのやり取りの中の、ドメインに関するご質問についてまとめました。

ドメインとは

ホームページの住所にあたります。
◯◯.comや、◯◯.co.jp等、いろいろ種類がありますね。
ドメインは世界にひとつしか無いので、取得は先着順です。
たとえば、今から地元でAppleと言う会社を作るとしても、apple.comは取れません。

取得方法・注意点など

取得方法は?

簡単です。
ムームードメインや、お名前ドットコムなどのドメイン管理サービスのホームページ上で取得できます。
◯◯.comなら年間1000円以内、◯◯.jpや、◯◯.co.jpならもう少し価格が高い、という感じです。

主なドメイン取得サービス
ムームードメイン
お名前.com

ホームーページ製作時、弊社での取得代行について

数年前は行っていたのですが、
・取得も簡単になり、弊社にて管理する必要性があまり無い
・ドメイン保持者が弊社になるので、お客様にとってあまり自由度が無い
ので現在はお客様にて取得して頂いております。
ドメインの保持者=御社の状態の方が、将来御社にていろいろな展開をされる際にもなにかと便利だと思います。
もちろん、取得についてわからない部分は何でもご質問ください。

注意する事

アカウント情報は絶対なくさない

社員やスタッフの退職、入れ替わりなどで、ドメイン更新を忘れる事があります。
各社サービス、更新が切れてしばらくは復帰可能ですが、一旦切れると他社が取得可能になり、そうなると元に戻せません。

下記、お名前ドットコム内の注意書きから抜粋です。

【重要】契約更新について
更新手続きを忘れて失効してしまったドメインが再取得専門業者に取得・流用され、それまでのブランドイメージや信頼が毀損するトラブルが急増しています。
ドメインを一度失効してしまうと、取り戻すことは極めて困難です。 今一度その財産価値をご確認のうえ、 契約更新手続きをお早めにお申込みください。

他に良くある事例として、社員の方が自分のメールアドレスでアカウントを作り、数年後そのまま退職。さてそろそろサーバを変更しようとか、リニューアルしようとなったときに、そういえばうちドメインってどうなってるんだっけ、という事も多いです。

必ずドメインを取得したサービス(ムームードメイン等)のアカウント情報を把握しておきましょう。

それでも無くした・どこで誰がドメイン取得したのか分からない

数年前にホームページを制作依頼した時、そこの会社でついでに取得したのか、今は退職した社員が取得したのか、残り期限はどうなのか、まったく分からない時があります。
そんな時は
http://whois.net/
のような、ドメイン管理情報検索サイトで調べてある程度のあたりをつけるか、または
ムームードメイン、お名前.com、バリュードメイン、名づけてネットのどこかで取得している確立が高いので、メールフォームなどで相談してみると何とかなることがあります。経営者の方は、結局自分でスタッフに言われるままに取得手続きをしてた、と言うことも多いです。

「無料ドメイン」について注意

これは、お客様との会話で本当に良くあるのですが
弊社「サーバはここで取得で良いですけど、「無料ドメイン」は申し込まないでくださいね。ドメインは別で取って頂くので」
お客様「サーバ申込ました。あと、ドメインも無料だったので一緒に取っておきました!
弊社「取ったんですか!!!」

何が良くないかと言うと、サーバやウェブサービスは、そのサービスをずっと使用して欲しいので、
ドメインを「お客様の代わりに保持」するわけです。

例えばAと言うサーバの申込時に”無料”でexample.comというドメインを取得してしまうと、
example.comの保持者=Aになってしまい(申し込みボタンの規約に書いています)、将来サーバをAからBに変えたい時、example.comが使えない!
と言う事になってしまうのです。これはちょっと止めておいた方が良いですね。

ちなみに上記のサイトの申し込み画面の遷移を見てみると、
「ドメインを入れてください」(ここで、まあ普通はまだ取得して無くても初心者は入れてしまう)
「ドメインが取得されていません。無料でドメインを取得しますか?」
のような流れで、これはうまいな、と言う感じでした。

話がずれますが、似たような形で、ショッピングカートサービスの
“セキュリティ上の理由”での、”お客様アカウント情報書き出し不可”
も、ショッピングカートの引っ越しのハードルを上げていますね。
要は、カートを引っ越してしまうと、お客様に「会員情報再登録」をしてもらわないといけないので、数%は必ず離脱する(なので、そのショッピングカートサービスを使い続けるしか無い)と言うことです。

と言う事で、「無料ドメイン取得」は気をつけ、年間1000円もかからないドメインとサーバは別々に取得しましょう。
一番良いのは、ドメインは最初に取っておくことですね。

ドメインの決定に関して

com?jp?co.jp?

comとjpとかnetとか色々あるけどどれがいいの?と言うご質問をお客様から頂きますが、大体は.comで良いかなと思います。
また、co.jpは、登記済の法人が取得可能です。
コーポレートサイト ◯◯.co.jp
グループやサービスサイト ◯◯.com
と言う感じですね。

取りたいドメインが全部取られている!

これは、まあ大体そうです。長めにしたり、ハイフン(-)を入れたりして調べましょう。
昔(携帯に自分で着メロを打ち込んでいた時代くらい)は、ドメインを電話口で伝えたり、アドレスを打ち込んでいたので
「アドレスは短く。ハイフン(-)は、アンダースコア(_)と間違うので使わない。」
の様なルールがあったのですが、今はわざわざ名刺を見てアドレスを打ち込む人はいないので、それほど気にしなくて良いです。
ハイフンのあり無しでは、SEO上で色々な議論はあったのですが、いまはどちらでも良いみたいです。
クールかそうで無いかで言うと、ハイフン無しの方がクールな気もしますが、ビジネスサイトではハイフンで区切って分かりやすくした方が良いと思います。
弊社のELEMENTAL BASICサイト(現在停止中)は
elemental-basic.com
ですが、最後までハイフン無しにするかどうか迷いましたが、日本語主体のサイトである事、ちょっとあまりに長いことからハイフンで区切る事にしました。
仮に、これが同名の映画プロモーションサイトであれば、ハイフン無しの方が、読みづらさ含めてなんとなくかっこいいと思います。

もうドメイン決めるのに疲れた場合

更新が切れてしまったドメインがずらーっと並んでいるサイトもありますので、そこから決めてしまっても良いかもしれません。
ドメインにも年齢があり、取得された年月が古いほどSEOに有利な面もあります。(これは、議論があります)
数年間使われてきたドメインを取得するのもひとつの手だと思います。
有名な期限切れドメインリストサイトにexpireddomains.netがあります。
PR(ページランク)と言う部分がマイナスのドメインは使わないのが無難と言われています。
ページランク自体はほぼSEOに無関係、と言われて久しく、上がった下がったで一喜一憂する必要も無いのですが、さすがにマイナスはちょっと・・・という感じらしいです。
ちなみに、弊社のドメインもここで見て取得したような気がします。
数年前まったく意味なくdoghands.comと言うドメインを取得→会社名をdoghandsに
と言う、なんの由来もエピソードも無い会社名の付け方でした。


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