コストコ(COSTCO)の会員カードには個人(ゴールドスターメンバー)、法人(ビジネスメンバー)の2種類があり、法人・個人事業主であればビジネスメンバーの方がお得です。
入会から更新までの方法、会員資格を解説します。
ゴールドスターメンバー(個人)とビジネスメンバー(法人)の違い
結論から言うと、そこまで大きな違いは無く、年会費が500円程度安くなる事、追加のカードが6枚まで3,500円(税抜)で作れること、が違いとなります。
年会費
ビジネスメンバーが年会費3,850円(税抜)、ゴールドスターメンバーが4,400円(税抜)です。
追加カード
ビジネス追加会員1名3500円(税抜)-6名まで追加可能
ビジネスメンバー申し込み資格-誰でも大丈夫?
どのような条件を満たせばビジネス会員に登録できるか、の明確な記述はcostcoの公式サイト上に見つけられませんでした。
ただし、申込みフォームを見る限り、その境界はゆるいと考えられます。
法人・個人事業主はもちろん、業種のプルダウンには「非営利団体、組織」の項目、また名称記入フォームには「会社名のない方は個人名」の記載もあることから、極端な話として、その意思があれば誰でも登録できそうな気がします。
例えば、「手作りアクセサリーをハンドメイドマーケットに出品する予定のある個人」でも、本カードの「ビジネス」の定義に入ると思います。
※実際の判断は分かりませんが、少なくとも「ビジネス会員」の登録ステップから視認できる場所に資格に関する記載、またはリンクが無い、FAQで能動的に条件を検索しているのにヒットしない等、あえて条件は曖昧にしている印象を受けます。
ちなみに米国サイトで確認すると
・通常会員とビジネス会員の価格は同じ
・ビジネスライセンスの確認は厳密
・「商品をリセールしても良い」という明確な記載
がありました。
米国サイト。両会員とも60ドル。法人会員にはリセール許可を明記。
法人である事の定義、書類は厳密。
ビジネスメンバーに申し込む
ビジネスメンバーの申し込み方法は、
・コストコの店頭で申し込み
・オンラインで申し込み、支払い(クレジットカード-MasterCardが必要)
・オンラインで仮登録、店頭で支払い、カード受取
の3種類があります。
何れの場合も、メンバーズカード受取の際は下記の証明書が必要です。
・本人確認書類(免許証等)
・法人確認書類(会社証明書)
※会社証明書は屋号、代表者氏名、会社所在地が記載されているものです。
・例:
・名刺(肩書き・役職名の明記がある代表者のもの)
・公共料金の請求書
・農家証明書
・登記簿(複製可)
・屋号がない場合は、営業許可書
今回は、「オンラインで仮登録、店頭で支払い、カード受取」を行いました。
オンライン仮登録のステップ
申し込みページから、ビジネスメンバーカード下部の「法人会員登録」をクリックします。
MasterCardの有無を聞かれるので、お持ちでない方、またここでは決済を行わない方は「いいえ」をクリックします。
必要事項を記入します。
家族会員も追加料金無しで作成可能(1名)なので、必要な場合はチェック、各項目を記入しましょう。
各項目を入力後、仮登録申し込みフォームを送信すると、下のようなメールが送付されます。
コストコの店頭(メンバーシップカウンター)で受付番号と各種証明書を提出し、年会費を支払いビジネスメンバーカードを受け取ります。
カード受取後は、オンライン登録も行えます。
オンラインアカウント作成ページの「オンライン登録」をクリックします。
各種項目を記入、アカウントを作成します。
オンラインアカウントが作成されました。MasterCardをお持ちの場合は次回よりメンバーズカードをオンラインで更新可能です。
メンバーズカードを更新する
MasterCardをお持ちの場合はオンラインで更新可能です。
それ以外はコストコ店頭(メンバーシップカウンターの他、商品支払い時にレジでも更新可能)で更新します。
オンラインで更新※MasterCardをお持ちの場合
オンラインアカウントログイン後、「メンバーシップを更新する」セクションの「更新」 をクリックします。更新は期限の2ヶ月前から行えます。
カート内容を確認し、次に進めます。
クレジットカードカード情報を記入し、更新を完了します。
コストコ店頭で更新
メンバーシップカウンターか、商品支払い時にレジで更新します。
期限が切れている場合は先方から更新の旨を伝えられるので、そのまま年会費を支払えばその月から1年の期限として更新されます。
ビジネスメンバーズカードを経費として計上している場合は商品と更新費用を別に決済して貰うと良いでしょう。
更新のタイミングについて
メンバーシップカードの更新は、期限月の2ヶ月前、から期限月の2ヶ月後、までの間行えます。
つまり、期限が6月であれば、4月に更新しても、8月に更新しても、「6月から1年間」のメンバーシップカードが更新されます。
2ヶ月を超えた場合は?
全く問題ありません。上記の例で言えば、6月期限のメンバーシップカードを翌年の4月に更新した場合、4月から1年間、のメンバーシップカードになります。
2年目以降のご更新が、ご入会手続きをされた月(更新月)から2ヶ月以上後に更新をされた場合、その月が翌年の更新月となります。
更新月の2ヶ月以内に更新された場合は、ご入会手続きをされた月がそのまま更新月となります。
コストコ-FAQより
つまり、「数ヶ月に1回の利用」や「あまり使わない」のであれば更新はせず、次回使う時にレジで更新するのがお得です。
私も1年近くコストコを利用しなかったときも、問題なく更新できました。もちろん更新した日から1年間の期限となります。
期限はオンラインから確認できます。
レジでの「コストコグローバルカード」のキャンペーン営業について
レジでの商品購入、及びメンバーシップカード更新の際、「コストコグローバルカード」(オリコカード発行のクレジットカード)をよくある感じで強めに進められました。
曰く「今日の更新費用4,400円が差し引き0になる」という事です。
起業依頼、その場で決断しなければいけないっぽい雰囲気の良い話は例外無しにNO。それで損しても構わない。と決めているので、当然申し込みはせず、帰宅してから公式サイトで確認しました。
キャンペーン内容
キャンペーン内容はこちらから
4,400円は良いですが、まず「最大」の文字で条件付きであることが分かり、「相当」「クーポン」「リワード」の文字で、現金が返ってくるわけではない、という事が分かります。
まず確定なのは、申込み時点で「コストコクーポン1,100円分」は貰える感じです。
では、その他の「3,300円分」の条件を確認してみます。
「コストコグローバルカード」キャンペーンリワードの条件
期間中
・コストコ以外で3回以上ご利用で
・家族カードをお申し込み、かつ(コストコ、その他問わず)3回以上ご利用で
・合計15回以上のご利用
で、且つ上記の合計金額が「3万円以上」の場合に、
「合計4,400円相当のクーポン、リワードが支給される」
の条件を満たす様子です。
では、「期間中」の定義を見てみます。
「コストコグローバルカード」リワードを満たす期間
会員登録日の翌々月末まで。つまり最短2ヶ月、最長3ヶ月程です。
キャンペーンについてまとめ
結論として、私の生活では上記の条件を満たして、
(レジで言われた)「今日の更新費用4,400円が差し引き0になる」
を達成できることは無さそうです。
・クレジットカード(MasterCard)を作る予定があり
・家族カードも必要
・4,400円の現金では無く、クーポンやポイントで良い
かつ、利用回数と金額が条件を満たす場合はキャンペーンを利用しても良いと思います。