文章を公開する事を唯一の目的とした、オープンソースのブログサービスです。
シンプル、ブログの基本に立ち返る、新しいサービス”ghost”
John O’Nolan氏がその考えを投稿したのが2012年の後半。そのタイトルは
“WordPress is so much more than just a blogging platform(ワードプレスは”ブログプラットフォーム”と呼ぶには大きくなりすぎた)”
ワードプレスが良い悪いでは無く、「自分の文章を公開したい」というシンプルな目的を持つユーザーに、もっと最適で快適な環境を”Ghost”(この時点では大文字のG)なら提供出来る。という内容です。仕様も面白く、コメント機能の撤廃、少ないプラグイン、ワードプレス技術者がそのままの知識でテーマを作成出来る、などなど。この投稿への反響から、彼は同じ事を考えている人が多いと確信しました。
半年後、彼の猛烈なハードワークを経て、ゴーストはクラウドファンディングのKickStarterに姿を表します。最初の48時間で投資額は10万ドルにも達し、終了までの29日間で金額は3倍になりました。開発チームリーダーのHannah Wolfeによると、実際に稼働しているプロトタイプを見た人たちの反響は(仕様を公表した時より)今までに無いほど大きかったとのことです。
私もワードプレスでのウェブサイト制作で仕事をしているのですが、正直「誰でも簡単に更新」と言い切れるか、と言えばそうでは無いと思います。
たとえば本当に記事を更新したいだけのユーザーが、いくら改行しても<br />
タグはひとつしか反映されなかったり、ソーシャルプラグインをネットで見つけてインストールしたらプラグイン同士の衝突で画像が表示されなくなったりと、その機能の多様性が裏目に出る事もあると感じます。
使い方は?
シンプルなブログプラットフォームとはいうものの、現在は導入までのハードルが高いです。
取り敢えず公式サイトでアカウント取得、ログインしたのですが、サーバ上での可動はもう少し時間がかかるとのメッセージ。今はソースをダウンロードして自分でブログを公開する方法のみ、との事。
まあwordpress.com準備中のワードプレスみたいなもんかと思いダウンロード。しかし、Node.jsで作られたというこのプログラム、私にはハードルが高く、インストールガイドを眺めながら、うん、無理!と放置中。
ただ、サービスのコンセプトから考えると、このあたりはすぐに簡単になると思います。
既にいくつかのテンプレートが出ていたのでひとつ紹介します。(デモはこちら)さすがにまだユーザー数が0とか1です。
デモ画面はとてもシンプルな印象です。もともとブログ用のプラットフォームだったワードプレスがCMSとして強化される中、「いや、本当にブログ書きたいだけだから」というユーザー層はこういうサービスの方が良いかも知れません。
ちなみに
今回Ghostを紹介させて頂きましたが、これは私が(今回は忙しくてゲームが出来そうもない。Xboxもしまい込んだ)コールオブデューティー・ゴースト(こちらは複数形GHOSTS)のサイトを仕事しながらぼんやり検索し、なぜか「wordpress ghost」と打ち込んで発見した偶然です。知人に言われる前に言っておきます。
取り敢えず予告がかっこいいので、仕方ないので貼っておきます。この予告を見る限り、犬が兵士守って死にそうで泣く。
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