新「Mac Pro」は海外でも”おろし金”扱い?


本日WWDC19で発表された「Mac Pro」と「Pro Display XDR」。
見た瞬間、少なくとも日本国内では多くの人が、熱対策で開けられた無数の穴の形状から「おろし金」を連想している様子です。

デザインとしてはかなり特徴的ですが、自動車のフロントグリルの大型化(例えばLEXUSのスピンドルグリル)のように、だんだん気にならなく(または魅力的に思えるように)なってくるのでしょうか?

私は初見から数時間経ち、これはこれで有りだと感じてきました。おろし金自体のデザインも悪くないですし。

ヒートシンクの役割があるので、このままのデザイン言語で他のApple製品に取り入れられることは無いとは思いますが、個人的にはMacBook Proはシンプル路線で行って欲しいです。

新「Mac Pro」デザイン

「Pro Display XDR」ディスプレイポートはThunderbolt3ひとつとUSB-Cが3つ。
5千〜6千ドル、スタンド別売、と私には買えませんが、次期”プレステ5″との相性が気になります。

新「Mac Pro」「Pro Display XDR」のデザインについて、他の国での反応はどうなのか気になったのでチェックしてみました。

まずは英語で「Mac Proは〜に似ている」を確認

まずは
キーワード「mac pro looks like」(Mac Pro は 〜に見える)で、24時間以内に絞りググってみます。

Cheese Grater(チーズ用のおろし金)が圧倒的です。「新型Mac Proはピザを作るのに最適」とまで書かれています。

より細かく描写したcuboid cheese grater(直方体のチーズ用のおろし金)の記事もあったので、検索してみます。

完全に新型Mac Proです。というか、本物のMac Proも結果に混じって表示されています。

イタリアでは

イタリア語でおろし金は「grattugia」

「mac pro grattugia」でグーグル検索。

イタリアでも多くのメディアが「おろし金」を連想している様子です。

フランスでの評判

フランス語では「Râpe」

検索してみます。

言っているっぽいです。

ロシア語での評判

最後にロシア語では「терка」

「Mac pro терка」で検索。

完全におろし金と言っていますね。

Газета.Ru

「терка」で画像検索。かなり似ています。ロシアでは「あっтеркаじゃん!」と驚いた人も多いのでは?。

数カ国しか試していませんが、概ねおろし金を連想している様子です。
ジョークグッズ的に、Mac Proっぽいおろし金も発売されそうです。

ただ、英語以外の「〜に見える」の節が分からず、最初から「おろし金」で検索しているので、そこはデータとしては誘導的ではあります。
おろし金以上にこれに似ている!と盛り上がっている国もあるかもしれません。

他のコメント

他には


「Pro Display背面のヒートシンクは大量の「驚き顔」のエイリアンのようだ。」

私も最初の印象はこれに近く、顔が並んでいるように見えました。

redditでは、
・最初に動画を見た時、本当にジョークかと思って吹き出してしまったよ。2012年のMac Proが「おろし金」と言われたネタ(ミーム)に対する冗談だと思ったんだ。
・AppleはTrypophobia(トライポフォビア/集合体恐怖症)に対するテストはきちんとしているんだろうか?
※いわゆる”蓮コラ”関連のコメントは多いです。そういえばApple Watch Nike+のバンドでも似たような反応はありました。

・俺たちは(ゴミ箱ではなく)チーズおろし金に戻してくれと言ってきたじゃないか。Appleは顧客の期待に答えてくれたんだ。
・Appleのデザイナーは数年おきにリビングやキッチンを見て回り、「今度はこれで行こう!」と叫ぶんだ。(前回の「trash can(ゴミ箱)」デザインもふまえて)
などのコメントがありました。

ちなみに上でも出ているトライポフォビアについて説明しようとした、「ほら、背中で卵から子育てするカエルあるじゃん、あれを(略)」のコメントを見て鳥肌が立ってしまいました。勇気のある方は「ピパピパ」「コモリガエル」「Surinam toad」などでググってみてください。


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