同じ情報を、複数のページで「別個に」編集する必要があるサイト
この設計も良く見かけます。
例えば、「スタッフ紹介」。
トップページのスタッフ紹介セクションと、サービス紹介のスタッフ紹介セクションが連動しておらず、退職者や新入社員が出た場合、二度手間になる設計です。
この設計で数年経つと、ページ毎に情報も異なってしまったり、退職済のスタッフが詳細されているコンテンツが残ってしまいます。
他にも、一覧では無くなっている、とっくに終売になっている商品が、別のコンテンツでひっそりと表示されつづけているパターンです。
また、商品を追加する度に、サイドバーにも手作業でリンクを追加しなければならないサイトもこれに入ります。
弊社では、同じ情報は極力ひとつのソースから読み込み、修正の手間を軽減しています。
『変わる可能性のあるデータ』がサイト内に「テキスト」として点在しているサイト
非常に多く見受けられる、良くない設計です。
例えば、電話番号。
電話番号が、会社概要やヘッダーだけでは無く、あらゆるページに直に書き加えられているサイトがあります。
ブログや商品紹介ページに「興味のある方は担当○○まで(0120~)」のように文章として記入してしまうと、将来の変更時に大変です。
通常は変更し忘れ、サイト内に異なる電話番号が点在することになります。
電話番号だけでは無く、用語の説明、保証に関する記載、「福岡で愛され続けて○○年」の年数など、「サイト上に複数存在している同一のテキスト」は、最初からデータをひとつにしておき、将来一括で簡単に変更できるようにしておくべきです。
弊社では、よく使う情報はショートコード(例[doghands tel])化しておき、将来の変更に備えます。
技術的な補足
ショートコードはWordPressが提供している機能の一つで、コンテンツ内でのPHP関数の実行を可能にする技術です。
お知らせの一覧を表示したり、プラグインによりイベントカレンダーを表示したりします。
これは自作が可能で、このショートコードを作成しておくことで、[doghands tel]と電話番号を置換したり、[doghands business_hours]とすることで営業時間のテキストと置換することが可能です。