6、「似たようなコンテンツが増える」場合はカスタム投稿タイプを利用


ワードプレスには「カスタム投稿タイプ」という機能があります。
これは、ブログのように「増え続けるコンテンツ」や、「メインのコンテンツから分けて置きたいコンテンツ」に利用します。
※技術的な設定方法は省略します

カスタム投稿タイプを利用しないと運用が面倒に

弊社がリニューアルを担当した、実際のサイトの例です。
そのサイトでは400ページ近くの記事が「固定ページ」にまとめられていました。
その中には、「お客様の声」や「セミナー情報」「サービス」などが雑多に存在していました。

このような設計の場合、サイトの更新はどうなるでしょうか?
お客様の声、セミナー情報、サービスを追加する度に、親ページやトップページ、場合によってはサイドバーなどのリンクも忘れずに更新しなければなりません。
また、削除の場合も同様に、他のページに情報が残っていないか確認が必要です。
終売アイテムがいつまでも商品一覧ページに掲載されており、クリックすると404ページになるようなサイトがこの典型です。

また、このままコンテンツを増やし続けるとページの把握も大変で、数回引き続きが発生すれば誰もページ構成など分からなくなり、結果として似たようなページが量産されてしまいます。

カスタム投稿タイプを利用して分かりやすく簡単な運用を行う

そんなサイトにならないように、設計段階から適切にコンテンツを分類する必要があります。
この際に利用するのが「カスタム投稿タイプ」です。

カスタム投稿タイプのメリット

上記の例で言えば、「お客様の声」「セミナー情報」「サービス」などを、それぞれ別のカスタム投稿タイプで作成します。
これにより
・管理画面が見やすくなり、担当が誰でも更新できる
・それぞれの投稿タイプごとに、テンプレートを用意できる。例えば「セミナー情報」投稿タイプでは、「講演者」「開催場所」「日時」などの記入欄を設ける等
・情報をまとめ、使い回しができる。例えば「お客様の声」を追加した場合、特に作業をしなくても「お客様の声一覧」「トップページ」「サイドバー」などに反映できる
・同様に、削除の場合も自動で反映できるので、終売アイテム、退職スタッフ、停止したサービスなどがずっとサイト内に残ることは無い
・それぞれの投稿タイプに、専用のカテゴリーを追加して、まとめて表示できる。例えば「お客様の声」に「業種」カテゴリーを追加。「製造業」のお客様の声のみまとめて表示、等

カスタム投稿タイプを利用しなくても良い場合

例えば、「お客様の声」が5件程度であり、今後も増えないのであれば固定ページ1枚の方が更新も楽でしょう。
・似たようなコンテンツが
・増え続ける
場合に、カスタム投稿タイプの利用を検討します。

カスタム投稿タイプを利用することが多いコンテンツ

・コラム
・ブログを分ける場合(お知らせと社長ブログを分ける、等)
・セミナー/イベント情報
・お客様の声
・よくあるご質問(質問と答えを1記事とし、一覧ページにまとめる)
・商品/サービス情報
・スタッフ/講師/医師情報等
・店舗情報(複数展開の場合)
・資料ダウンロード

固定ページに100記事以上存在する場合は、コンテンツを分離することが運用を楽にすることに繋がるか検討しても良いと思います。


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