イスラム圏ビジネスに。アラビア語等RTL言語対応テンプレート6選

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イスラム。16億人市場へのファースト・ステップ

ハラール（ハラル）認証の取得に代表される、食品・サプリメントの中東進出や、国内であっても既存サービスのムスリム対応など、イスラム圏を対象としたビジネスが増えてきました。ハラールの審査の厳しさや、言語や宗教、慣習的な参入障壁を逆にチャンスと捉え、積極的な展開を考えている企業様も多いと思います。

ホームページの多言語化の中でも、単純な英語化や中国語版ウェブサイト運用の場合より、気をつけるべき点は多いですね。
使われている画像や、キャラクターの改修（例えば天使を模したキャラクター）も必要になる場合がありますし、サービス内容も、シャリアに抵触しない形に精査しないといけません。
プラグイン等で言語のみ変更して運用するよりは、サブドメインなどで別個にウェブサイトを立ち上げるのもひとつの選択肢ですね。

今回はRTL(Right-To-Left)と呼ばれる、アラビア語に代表される右から左方向への文字に対応している、ワードプレスのWEBデザインテンプレートを紹介致します。RTL対応のワードプレステーマはいくつかあったのですが、実際のデモが確認できた物のみ掲載しています。
全てレスポンシブ対応で、スマホやタブレットに合わせてレイアウトが変化します。
（全てのテーマは”RTL Ready”=”やろうと思えばアラビア語対応に改造出来るじゃん”、と言えばそうなのですが、普通は不具合の修正が大変なので、サポートがあるものを選んでいます）

RTL 信頼性の高いテーマ3つ

作者がエジプト在住の方で、フォーラムではきちんと英語で質問に対応されています。
RTL化に関する個々のバグや注意点に関する情報は少ないので、こういったポイントは大事ですね。

RTL対応と言う事を除いても、非常に高機能でデザイン性の高いテーマです。ニュース型サイト運用に最適な有料ワードプレステーマ10選でも紹介させて頂きました。

3カラム対応。投稿のカテゴリー毎に上部のスライドやサイドバーのウィジェット構成が選べます。ニュースサイト形式のレイアウトですが、カテゴリー毎に商品を紹介する等、使い方次第でコーポレートサイトにも利用可能です。

いわゆるピンタレスト風のグリッドレイアウト。もちろん動画も掲載出来るので、イスラム層へ向けた日本旅行の紹介など、旅行代理店の企画サイトにも利用出来そうですね。地元の、所謂ムスリムフレンドリー（ハラル認証は取得していなくても、ポークやアルコールを利用していない店等）な店舗紹介や、礼拝に利用出来る場所の情報等、コンテンツの蓄積が映えるデザインです。

その他のテーマ

シンプルなレイアウトですが、需要はあると思い掲載しました。
現状、国内でコーポレートサイトを運用し、イスラム圏でのサービス紹介や企業紹介サイトを運用する場合、システムやワードプレスに関する運用は兼任、コンテンツの制作、運用はネイティブスタッフになる事が多いです。その場合、ある程度の固定コンテンツを作りこみ、ソーシャルやブログに関しては追々、と言うパターンもあるかと思います。そういった状況では、コンテンツのアイキャッチの量でデザインが映えるマガジン型レイアウトより、しばらくは簡単な数ページ構成で運用する判断もありますね。

大きめスライダーと、基本２カラム型のレイアウト。フラットデザイン的なパーツが特徴です。

ニュースサイトタイプ。横幅いっぱいのスライダーとシンプルなカラム構成の、カチッとしたコーポレートタイプのレイアウトも選択出来ます。

まとめ

日本スタッフ側でのバナー制作時のフォントの準備や環境など、気をつけるべき点は多いと思いますが、ワードプレスの場合はある程度コンテンツ側をネイティブスタッフに割り振り可能であったり、スマホで文章更新が出来るので、活用次第で掲載情報の幅は広がると思います。
他にも、会員制サイト構築のBuddyPressテーマのRTL対応版もあったのですが、実際アラビア語等でSNSを立ち上げるなら、各国のソーシャル事情や現地スタッフの選定・判断が大きいと思い割愛しました。

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